Skill Monitor サービスのトランザクションセクションでは、システムのパフォーマンス、アクティブ/完了したトランザクション、特定の Skill におけるトランザクションの各ステージに関する詳細情報が表示されます。
テナント管理者および処理監督者は、この情報を分析して各 Skill のドキュメント処理を管理できます。たとえば、エラーのあるトランザクションを検出し、詳細なイベントログを用いて原因を特定し、トランザクションをキャンセルしたり、手動確認用にトランザクションを送ったりできます。
トランザクション セクションの情報は、グラフとトランザクション一覧で表示されます。表示するデータを指定するには、ページ上部のフィルターを使用します。次の条件で絞り込めます。
- トランザクションを表示したい Skill
- トランザクションの種類 — すべて、処理中、または 処理完了
- トランザクションを集計する期間 — 1 時間、3 時間、3 日など。トランザクション一覧には作成日で絞り込まれたデータが表示され、スループット グラフには完了日で絞り込まれたデータが表示されます。
- 統計を表示したいステージ — すべて、手動確認、または 自動
- ステージ名
- トランザクションのステータス — すべて、新規、処理中、処理完了、失敗、または キャンセル済み
フィルター条件に一致しない場合でも、アクティブなトランザクションはすべて表示されます。
グラフに表示されるデータは、設定したフィルターによって異なります。
- スループット — 各時点までに完了したトランザクション数。
- キュー — 各時点までにまだ完了していないトランザクション数。
- 所要時間 — 各時点までに作成されたトランザクションの処理にかかった平均時間。
グラフの特定の箇所の情報を表示するには、その上にカーソルを合わせます。たとえば、キュー グラフのピークを見ると、未完了のトランザクション数が最も多かった時点を確認できます。グラフの情報は数分ごとに更新されるほか、ページを更新したときや選択したフィルターを変更したときにも更新されます。
グラフに加えて、ページには選択した Skill と期間のトランザクション一覧が表示されます。各トランザクションについて、ファイル名、識別子、現在のステージ、ステージの担当者、処理済みドキュメント数、作成時刻、所要時間が表示されます。
追加のトランザクションパラメーターおよびドキュメントパラメーター (ファイル名、ファイルパス、ソースの種類) を含む列を表示するかどうかを指定できます。テーブルヘッダーのその他のオプションアイコンをクリックし、リストからパラメーターを選択します。同じリストを使用して、他のトランザクションパラメーターの列を管理することもできます。
トランザクションテーブルにカスタムパラメーターを追加するには、その他のオプションアイコンをクリックし、Add column を選択します。表示されるダイアログで、パラメーターの型 (Transaction または Document) を選択し、名前を指定します。
追加パラメーターを使用すると、システムパフォーマンスを詳しく分析できます。たとえば、特定のソース (モバイルデバイスなど) からのドキュメントの処理に、他のソースからのドキュメントより常に時間がかかる場合は、そのソースを処理する Skill の改善が必要な可能性があります。
トランザクションは、保持ポリシーで指定された期間後にステータスに関係なく削除され、関連するすべてのドキュメントおよび認識・抽出データも併せて削除されます。デフォルトの保存期間は 2 週間です。
自動削除は、Skill の設定および公開時にアップロードされたドキュメント (トレーニングおよびデモのドキュメントセット) には影響しません。これらはユーザーデータと見なされるためです。保存期間が終了する前でも、Vantage API を使用して手動でトランザクションを削除できます。
テナント管理者と処理監督者は、一覧内の各トランザクションに対して次の操作を実行できます。
- トランザクションを手動確認用に取得し、手動確認クライアントで処理する。 一覧からトランザクションを開きます。別のユーザーがそのタスクを開いている場合は、警告ダイアログが表示されます。このダイアログで、タスクを拒否するか取得するかを選択します。拒否した場合、タスクはキューに戻ります。別のユーザーが開いているタスクを取得すると、そのタスクは自分に引き継がれ、他のユーザーが行った変更はすべて保存されます。
- トランザクションを手動確認ステージに送り、別のオペレーターに渡す。 これを行うには、次の手順に従います。
- 一覧からトランザクションを開きます。手動確認クライアントが開きます。
- トランザクションを次のステージまたはオペレーターに送るには、ドキュメントを手動確認するの手順に従ってください。
- 詳細なイベントログを表示 して、エラーの原因となったイベントを特定する。詳細については、以下のワークフローイベントを参照してください。
- トランザクションをキャンセルする。 これは、不適切なドキュメントのアップロードが原因で重大なエラーが発生した場合に必要になることがあります。完了したトランザクションはキャンセルできません。
上記の操作を実行できるのは、テナント管理者と処理監督者のみです。Skill Designer は、すべての Skill のトランザクションを表示できます。
各トランザクションのワークフローについて、詳細なイベントログを確認できます。ワークフローが特定のステップで停止している場合やエラーが発生している場合は、イベントログが原因の特定に役立ちます。
イベントログを表示するには、一覧でトランザクション名をクリックします。Transaction Event Log ウィンドウが開き、選択したトランザクションのすべてのイベントの一覧が表示されます。イベントログの検索バーを使用してイベント名で検索するか、Errors フィルターを使用してエラーのあるイベントのみを表示します。
技術サポートやシステム管理者に詳細なトランザクションイベント情報を送付しやすくするため、Transaction Event Log ウィンドウ上部の Export to CSV をクリックして、イベントログを CSV ファイルにエクスポートしてください。
ネットワークのタイムアウト、サードパーティの API 呼び出しの失敗、Vantage プラットフォームの問題などの外部要因が発生した場合は、失敗したトランザクションを再処理できます。ドキュメントを再処理しても、ページ数にはカウントされません。
「Job execution」エラーが発生したトランザクションは再処理できます。
Skill Monitor を開く
Skill Monitor に移動し、失敗したトランザクションを見つけます。
トランザクションを再開する
失敗したトランザクションを選択し、次に Restart をクリックします。 再開を確認する(任意)
Show Log をクリックして、トランザクションが再開されたことを確認し、ログの詳細を表示します。
再処理に成功すると、そのトランザクションは再度再開できなくなります。
Process skill を編集して問題を修正し、変更を加えて再公開すると、新しいバージョンが作成されます。ただし、その後で失敗したトランザクションを再開すると、新しいバージョンではなく古い Process skill のバージョンが使用されるため、トランザクションは再び失敗する可能性が高くなります。