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分類スキルは文書の種類を判定するために使用されます。文書の種類によって、処理方法、抽出されるfield、検証されるルールが決まります。さらに、文書を初期段階で手動仕分け(例:適切な社内部門への回付)することも可能になります。 ABBYY Vantage では、煩雑なルール作成を行うことなく分類スキルを学習させることができます。必要なのは、目的のクラスを定義し、それぞれに対してサンプル文書をいくつか用意するだけです。ABBYY のソフトウェアは、マルチモーダル機械学習アルゴリズム、画像処理、自然言語処理(NLP)を用いて学習用文書を分析し、特定のクラスの文書を識別するために使用されるパラメータを決定します。次に、これらのパラメータを用いて分類モデルを学習します。この方法で学習された分類器は、低品質の画像でも処理でき、文書のTextや画像上のさまざまなオブジェクト(例えば、印章や署名)を手掛かりに、文書種類のわずかな違いまで識別できます。

使用方法

分類スキルは、Process skill の一部としても、単独でも使用できます。
  • Process skill を用いたワークフロー。受信ドキュメントは、分類スキルを使用してタイプ別(例:請求書、契約書)に自動仕分けされます。仕分け後、該当する社内部門に送付され、処理されます。
  • Process skill を用いないワークフロー。受信ドキュメントは、API で各ドキュメントに分類スキルを適用するか、API を基盤として構築されたサードパーティアプリケーション(例:Try Any Skill デモアプリケーション)を介してタイプ別に仕分けされます。このワークフローは、たとえば、アーカイブの処理や、受信したリクエストやドキュメントを担当部門に振り分ける用途に利用できます。
重要 現在、1 件のトランザクションにつき分類スキルで処理できるファイルは 1 件のみです。異なるタイプのドキュメントを含む複数ファイルを分類する必要がある場合は、Classify Activity Process skill を使用してください。