XCoordinate 型、y1 と y2 は YCoordinate 型です。軸の区間は次の条件を満たす必要があります:X 座標では x1 <= x2、Y 座標では y1 <= y2。
1 つの境界に対して複数の制約が連続して適用される場合、各制約がその境界の許容座標範囲を更新します。
Search Condition セクションに次の制約が含まれているとします:
LeftBound > 5mm,LeftBound < 15mm,LeftBound < 10mm.
[PageRect.Left, PageRect.Top, PageRect.Right, PageRect.Bottom] と一致しているとします。すると、要素境界の座標範囲は次のようになります:
これらの制約を実行する前に検索領域が指定されていないとします。この場合、1 ページの FlexiLayout(ドキュメント内の許容ページ数の最小値と最大値が 1)のとき、検索領域はページの矩形 [PageRect.Left, PageRect.Top, PageRect.Right, PageRect.Bottom] と一致します。複数ページの FlexiLayout の場合、検索領域は最大サイズ [-INF, -INF, INF, INF] となります。要素境界の座標範囲は次のとおりです:
| Boundary | Range for one-page FlexiLayout | Range for multi-page FlexiLayout |
|---|---|---|
LeftBound | [PageRect.Left, PageRect.Right] | [-INF, INF] |
TopBound | [PageRect.Top, PageRect.Bottom] | [-INF, INF] |
RightBound | [PageRect.Left, PageRect.Right] | [-INF, INF] |
BottomBound | [PageRect.Top, PageRect.Bottom] | [-INF, INF] |
LeftBound > 5mm を実行すると、左境界のみが変化します。1 ページの FlexiLayout ではその取り得る値の範囲は区間 [5mm, PageRect.Right] となり、複数ページの FlexiLayout では区間 [5mm, INF] となります。
LeftBound > 5mm の制約を適用した後は、左境界のみが変化し、その許容座標は [5mm, PageRect.Right] になります。
LeftBound < 15mm の制約を適用した後、左境界の許容座標範囲は [5mm, 15mm] になります。
LeftBound < 10mm の制約を適用した後、左境界の許容座標範囲は [5mm, 10mm] になります。
同様に、要素の他の境界に対しても制約を設定できます。
指定された検索領域の境界は、いわゆる fuzzy rectangle を形成します。