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このオブジェクトは、認識されたテキストを表します。認識されたテキストは段落のコレクションで、このコレクションには Paragraphs プロパティを通じてアクセスできます。さらに、このオブジェクトでは、さまざまなテキスト属性にアクセスするためのプロパティと、垂直分割や水平分割、範囲の削除などの操作を行うためのメソッドが提供されます。Text オブジェクトは、単独で存在する場合もあれば、レイアウトの単位 (テキストブロック、表のセルなど) を表す他のオブジェクトのサブオブジェクトとして存在する場合もあります。テキスト内の位置は、「座標の組」 (paragraph;symbol) で定義されます。また、いわゆる「特殊な位置」もあり、この場合は paragraph=<段落数>、symbol=0 です。
このオブジェクトは、テキストを含む認識済みブロックを介して利用できます。また、文書またはページ全体の認識済みテキストには、特別な「プレーンテキスト」形式で PlainText オブジェクトを介してアクセスすることもできます。

プロパティ

,read-only

Engine オブジェクトを返します。

テキスト全体の色が反転しているかどうかを指定します。認識されたテキストが反転属性を持つブロックまたは表のセルに属している場合、この属性は TRUE に設定されます。黒い背景に白いフォントでテキストを表示するために、ユーザーインターフェイスで利用できます。

このプロパティを編集できるのは、Text オブジェクトがITextBlock::Textプロパティ経由で取得された場合のみです。それ以外の場合、このプロパティは読み取り専用となります。

,read-only

Text オブジェクトの段落コレクションへのアクセスを提供します。空のものも含め、すべての Text オブジェクトは Paragraphs 型の有効なサブオブジェクトを持ちます。このオブジェクトはオブジェクトのコレクションであり、要素を含まない場合もあります。Paragraph オブジェクトは認識されたテキスト内の段落を表し、このオブジェクトを通じて認識されたテキストの内容を取得できます。

テキストの向きを格納します。認識されたテキストのエクスポート時に、ABBYY FineReader Engine が内部的に使用します。

このプロパティは認識後にのみ有効ですが、認識済みのテキストの向きを変更することはできません。認識前にページの向きを指定する場合は、ImageProcessingParams オブジェクトのプロパティを使用してください。特定のテキストブロックのテキストの向きを指定するには、認識前にプロパティを設定してください。

このプロパティの値を設定する必要があるのは、エクスポートファイルに追加のテキストを挿入する場合のみです。テキストを追加した後、このプロパティでその向きを指定し、ドキュメントをエクスポートする前に合成を実行するメソッドを呼び出してください。

注意:

  • このプロパティは定数オブジェクトを返します。テキストの向きを変更するには、まずメソッドを使用して中間の TextOrientation オブジェクトを取得し、必要なパラメーターを変更した後、取得したオブジェクトをプロパティに割り当ててください。
  • このプロパティを編集できるのは、Text オブジェクトがプロパティ経由で取得された場合のみです。それ以外の場合、このプロパティは読み取り専用となります。
  • プロパティが RT_UnknownRotation、またはプロパティが TRT_Unknown である TextOrientation オブジェクトは、このプロパティに割り当てることができません。

メソッド

名前説明
AppendEmptyParagraph現在のテキストの末尾に空の段落を追加します。
GetRangeテキスト範囲のコピーを返します。
Remove現在のテキストから範囲を削除します。
RemoveAll現在のテキストからすべての段落を削除します。
Text オブジェクト図

入力パラメーター

このオブジェクトは、ParagraphオブジェクトのInsertTextメソッドの入力パラメーターです。

サンプル

FREngine.IBlock block;
int suspiciousCharsCount = 0;
// テキストブロック内の段落を順に処理して、テキストを取得します
FREngine.ITextBlock textBlock = block.GetAsTextBlock();
int paragraphsCount = textBlock.Text.Paragraphs.Count;
for (int iPar = 0; iPar < paragraphsCount; iPar++)
{
 FREngine.IParagraph par = textBlock.Text.Paragraphs[iPar];
 string text = par.Text;
 // テキストに対して何らかの処理を実行します
}
このオブジェクトは、次のコードサンプルで使用されています。

関連項目

Text の操作 プロパティの操作