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このメソッドは、個々のページに対して文書の合成を実行します。
Linux および Windows では、このメソッドは、Batch Processor を使用して 1 ページの文書を処理する場合に便利です。この場合、各ページごとに FRDocument オブジェクトを作成する必要はなく、代わりに FRPage オブジェクトの合成メソッドおよびエクスポートメソッドを使用できます。
複数ページの文書を扱う場合、各ページに対してこのメソッドを呼び出すだけでは不十分です。少なくとも一度は、文書全体に対して文書の合成を実行する必要があります (たとえば、IFRDocument::Synthesize メソッドを使用します) 。ただし、文書全体の合成を行った後に 1 ページだけ変更する必要がある場合は、そのページに対してのみ Synthesize を呼び出すことで、時間を節約できます。 このメソッドを使用して文書内の 1 ページに対して文書の合成を実行しても、文書内の他のすべてのページは変更されません。このメソッドの呼び出しは、最初のパラメーターにページの index を指定した IFRDocument::SynthesizePages メソッドの呼び出しに相当します。 文書の合成を省略できるいくつかのケースについては、以下の一覧を参照してください。

構文

C++

HRESULT Synthesize( ISynthesisParamsForDocument* SynthesisParamsForDocument );

C#

void Synthesize( ISynthesisParamsForDocument SynthesisParamsForDocument );

Visual Basic .NET

Sub Synthesize([SynthesisParamsForDocument As ISynthesisParamsForDocument = Nothing])

パラメーター

SynthesisParamsForDocument [in] 文書の合成のパラメーターを格納する SynthesisParamsForDocument オブジェクトです。このパラメーターには 0 を指定することもできます。この場合、ページは既定のパラメーターで合成されます。なお、プロファイル が読み込まれている場合は、そのプロファイルで設定されたパラメーターが使用されます。

戻り値

ユーザーによって合成が中断された場合、このメソッドは E_ABORT を返します。また、ABBYY FineReader Engine 関数の標準戻りコードも返します。

備考

  • 次の場合は、文書の合成段階を省略できます。
    • 認識されたテキストを TXT 形式にエクスポートする場合。この形式へのエクスポートでは、合成情報は使用されません。
    • 文書を PDF ImageOnly 形式にエクスポートする場合。このモードでは、認識されたテキストおよびレイアウト情報は使用されません。
それ以外のすべての場合は、文書の合成を実行する必要があります。文書の合成を省略すると、エラーが発生します。
  • 名前に “Process” を含むメソッド (例: IFRDocument::Process) には、文書の合成段階が含まれています。一方、FRPage オブジェクトの処理メソッドにはこれが含まれないため、それらを使用した後は、文書の合成を実行するメソッドを明示的に呼び出す必要があります。
  • 文書の合成段階を高速化し、メモリ使用量を削減できます。ページ合成中に ISynthesisParamsForPage::DetectFontFormattingAtPageLevel プロパティを TRUE に設定すると、その後の文書の合成では、フォントパラメーターと文書構造の検出を無効にできます (ISynthesisParamsForDocument::DetectFontFormatting および ISynthesisParamsForDocument::DetectDocumentStructure) 。ただし、品質が低下する可能性があります。
  • このメソッドは、FRPage オブジェクトの IConnectionPointContainer インターフェイスに接続されたリスナーに対してイベントを通知する場合があります。

関連項目

FRPage プロファイルの操作 前処理、解析、認識、および合成のパラメーターの調整